雑事と雑事と雑事をこなしているうちにすぎていく師走。

イスラーム映画祭に行き、『法の書』『神に誓って』を観る。パワーがあった。よい。某ハッサンがいて、ちょっとおもしろかった。

ウェルベックの『服従』を読み終える。ウェルベックであったが、とくにイスラームではなかった。ナチュラルに自然淘汰(神が絶えず介在しないプロセスとして)を肯定していたが、ヨーロッパのイスラムとかはそういう派閥もあるのでしょうか。『素粒子』のSFガジェットをイスラームにしたという感じで、10年後には読めなくなっているタイプの小説であったので、読みたい人はなるべくはやく読んだほうがよいのではないかと。

文章、特に描写の安定感がすさまじかったことは事実だけれども。