2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧

書く、あるいは小説を書く、ということの切実さがおのれのからだから少しずつ摩耗していっていることは自覚していて、だからルーチンだとか習慣に賭けなくてはいけないのだ、という気がしていて、それも益体のないことだ。

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街から少し離れたところに急峻な崖があって、海を切り裂くように尖った先端はちょっとした自殺の名所になっているのだけれど、その踏み馴らされて平らになった岩盤からあまり遠くない松林の中にわたしは住んでいたりする。 住んでるといったけれど、家出して…